高萩建設って高いの?

きょうは代表の話ではなく、お施主様の経験のお話です。

昨年高萩建設で新築されたお施主様ですが、高萩建設以外にも複数のハウスメーカーを検討されていました。このお施主様は家づくりについて5年以上検討し続けた末に高萩建設を選んでいただいたのですが、それ以前に大手のハウスメーカーをはじめ、一般的な工務店を相当に比較検討され、弊社と大手ハウスメーカーの一社に絞り込み、最終的に弊社を選ばれました。候補に挙がった大手ハウスメーカーも高気密高断熱を特長としているメーカーであり、全館床暖房による冬の快適さをアピールしていました。

パナソニック社のHPより引用

最終的にどうして高萩建設を選ばれたのかを伺ったのですが、金額面では高萩建設も大手ハウスメーカーであるI工務店にも大きな差はなく、高萩建設の方が少しだけ安かったとのことでした。I工務店の営業の方は地場工務店相手では1千万円以上の価格差になってしまう、ということを言われていたようですが、そこまでは差は開かなかったようです。というのもこのお施主様は、断熱材をはじめとして、建材の一部に高萩建設の標準仕様以上のものを選択されており、普段出させていただいている見積より高くなってしまいました。それでもI工務店の見積を超えることはなかったようです。

TOTO社のHPより引用

とは言え、価格で高萩建設を選んだわけではなく、決定的だったのは設計の自由度とのことでした。そのお施主様の評価としては、高気密高断熱という観点では、どちらも大差ないと考えられたようです。その上で、構造および設備を細かく指定することができ、自分が納得できる家にすることができたのが大きかったとのことでした。以前本ブログでも紹介させていただいたこともありますが、建材や設備についてメーカーはもとより、型番まで指定することは大手のハウスメーカーではまずできないことです。キッチンやトイレなどはもしかしたら自由に選べるかもしれませんが、構造材の種類や断熱材など家の基本的な部分については大手ハウスメーカーでは選択の余地はないと思います。(逆にそこまでこだわるお施主様が珍しいのですが...)

高萩建設の家は代表が勧める標準仕様はありますが、お施主様がこだわるのであれば、それに合わせることができます。もちろん、構造的に無理があるものについては断念していただくこともありますが、大手ハウスメーカーでは対応できないことだと思います。他社で「難しい」と言われた案件でも高萩建設なら実現できるかも知れません。ご興味のある方は相談していただければと思います。

 

室内干しがオススメ

「涼温換気」の家では洗濯物の室内干しをオススメしています。廊下や家事室などに洗濯物を干すスペースを設ければ、冬でも梅雨時でも「涼温換気」のおかげで一日あれば洗濯物が乾く室内環境となっています。もちろん外でお日様を当てて乾かしたい方もいらっしゃると思いますが、突然の雨やホコリ、花粉の付着を気にせずいられるのは室内干しのメリットではあります。

室内干しには、市販の洗濯物干しを準備したり、専用の物干しを設計時に設置する方法がありますが、専用の物干しであれば、川口技研のホスクリーンやパナソニックのホシ姫サマなどが有名です。壁付け、天井付けと色々な取り付け方法がありますが、一部電動タイプもあります。

電動ホシ姫サマ(スイッチで上下させることができます)

こちらのお施主様は奥様へのプレゼントということで、この電動タイプを家事室の天井にビルトインされました。手動であれば毎回の上げ下げが面倒になり、下げっぱなしになってしまう懸念もありましたが、電動なので洗濯物を吊るすときはバーを下げ、乾かしている間は天井近くまで上げることで、洗濯物の大きさにもよりますが、その下を移動することができます。

引っ越しされた奥様にお話を伺ったのですが、洗濯のために外に出なくて良いことや、天気を気にせず洗濯できること、物干しのバーを干しやすい高さに移動できるので背伸びをしたり腰を屈める必要がなく、洗濯のストレスが激減したとおっしゃっていました。

 

ステンレス屋根

前回の話の続きですが、高萩建設の屋根材は金属が標準となっていますが、その中でもステンレスの屋根の情報は、インターネットを調べても意外と少ないこともあり、なかなか集まりにくいものです。ステンレスの屋根材を扱っているメーカーとしては、セキノ興産などがありますが、そのホームページを見てみると、ステンレスという言葉がほとんど出てこないのです。

この画像はセキノ興産のHPから引用したものです。一般的な金属屋根の形態の一つとして縦葺き屋根がありますが、この縦葺きの屋根は施工手順にある通り、ハゼを重ねることでで非常に耐水性の高い屋根が出来上がります。

さて、この縦葺きの材料ですが、素材はセキノ興産のHPを見るとガルバリウム鋼板が大きく取り上げられており、ステンレスについては「カラーステンレス鋼板については別途お問い合わせください」となっています。ステンレスはガルバリウム鋼板に比べ非常に硬く、その加工が難しいため、加工ができる業者に限りがあります。高萩建設では新潟にある会社に加工を依頼しています。

ステンレス屋根はこのような事情もあり、扱いづらい材料ではありますが、耐久性についてはガルバリウム鋼板をはるかに上回るものになります。加工が難しいため、形状は限られたものになってしまいますが、最高の屋根材料の一つと考えており、高萩建設では金属屋根の中でもステンレス屋根をお勧めしています。

 

 

 

屋根材料のお話

今日は屋根のお話になります。屋根の材料には昔ながらの瓦やスレート、アスファルトシングル、ガルバリウム鋼板などの金属屋根があります。それぞれの屋根材の特長はインターネットを調べるとたくさん出てくると思いますが、高萩建設の家は金属屋根が標準になっています。金属屋根にはガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板、ステンレスなどがありますが、家づくりを考えている方であれば、それらの特長に興味があるのではないでしょうか。ここでは高萩建設で標準採用している金属屋根の特長について説明させていただきます。

ガルバリウム・・・旧来の屋根はトタンを使ったものでしたが、トタン屋根は錆びやすい欠点がありました。錆に対し耐性を高めたのがガルバリウム鋼板になります。ガルバリウム鋼板は亜鉛を含んだ合金であり、その亜鉛が錆に対し強くしています。

ジンカリウム・・・ガルバリウム鋼板とほとんど組成は同じですが、生産地の違いと、もう一つの特長から別の名前になっています。ジンカリウム屋根はガルバリウムとほとんど同じ金属板に、細かい石の粒を貼り付けたものになります。細かい石を接着することで、ガルバリウム屋根の欠点である雨音や温度上昇よくせを緩和することができます。とはいえ、この石粒がこの屋根の欠点でもあり、石粒が経時劣化により剥離してしまいます。ガルバリウム鋼板の耐久性は一般的に30年と言われていますが、このジンカリウムも同じく30年と言われています。

ステンレス・・・ステンレスはご存じの通り、錆びない金属と言われているものです。生活する上での特徴はほとんどガルバリウムと同じです。しかし、耐久性はガルバリウムの30年をはるかに超え50年と言われています。ジンカリウムの特長である、雨音の軽減や温度上昇抑制の特長はないものの、温度上昇については耐熱塗装を使えば緩和することができます。この耐熱塗装はガルバリウム鋼板にも同様に適用することもできるので、ステンレスとガルバリウムの違いは単に耐用年数とも言えます。

高萩建設ではこれらの特長から、金属屋根を標準的に採用しています。もちろん、瓦でもスレートでもお施主様のご希望であれば採用することができます。とはいえ、これまでのお施主様は金属屋根を採用される方が多いです。特にステンレス屋根は意外と情報が少なく、どのような屋根になるのかイメージが難しいかもしれません。今回は文字ばかりですが、次回は屋根の材料について図と共に説明したいと思います。