これらの写真はいずれも上棟時の写真ですが、小屋裏2階建て、平屋建て、2階建て、どのタイプでも基本的に仕様は同じです。木材は100%地場材を使用しており、材質は土台が栗、柱は杉、特殊柱は栗や欅、構造材は梁や桁は主に杉材を使用しております。また、土台/柱共に4寸(120mm)を使用しています。
栗の土台は以前から説明させていただいている通り、シロアリの食害を最小限にする効果がありますが、高萩建設の場合シロアリ被害ゼロであるため、実際に基礎を上がって土台に到達できたシロアリはいません。よって、実際にその効果が実感することはないのですが、栗の土台は硬さもあるため、柱を安定させる(=耐震性を高める)効果もあります。軟らかい土台の上に柱を立てると、特に2階建てでは柱が土台にめり込むこともあります。
もう一つ補足ポイントがありますが、上の写真の基礎部分にサビのようなものが見えると思いますが、これは栗の土台から渋が染み出しているもので、栗材を使っていることの証明にもなります。もちろん基礎部分はモルタルで仕上げるので、完成した家ではすべて隠れてしまいますが、上棟時にサビではないかとお施主様が質問されることが多いポイントでもあります。