また、ツーアクション窓の話ですが、長くはない話なので、少しだけお付き合いください。
ツーアクション窓(ドレーキップ窓)は内側に倒れる、内側に開くという機能を持つことは既にご説明済ですが、この窓の機能が最も活きるのではないかという場所があります。バスルームです。
バスルームはご存じの通り家の中で最も湿度の高いところで、間違いなく換気が必要な場所になります。対応として換気扇を常時使用したり、窓を開けて換気することになりますが、バスルームは常時人がいる場所ではないところなので、窓を開けっぱなしにすることは不用心に感じるのではないでしょうか。そこでツーアクション窓の出番です。ツーアクション窓の内倒しは外からそれ以上開くことができません。前回ご説明したとおり、一般的な窓種別の中では最も防犯性の高い窓になります。さらに、外に格子を取り付ければ、視覚上の防犯効果も高くなります。
もう一つの心配事項として「ツーアクション窓に網戸はつけられるか」ですが、問題ございません。ツーアクション窓は外開き系の窓と異なり、窓の外側に網戸が取り付きます。ロールタイプの網戸を付けることになる外開きの窓だと、浴室の湿気によるダメージを受けることになりますが、ツーアクション窓なら問題なしです。問題点としては、格子を取り付けてしまうと網戸の取り外しが非常に面倒になりますが、網戸を取り外すのは年に1回あるかないかなので問題ないのではないでしょうか。
バスルームの窓は選択が難しいポイントの一つとなりますが、高萩建設ならこのような提案もできます。