今年初めに引き渡した物件ですが、リビングとキッチンの間の壁にリモコンニッチを施工しました。中央部に「涼温な家」のエアコンと換気システム、エコキュートとインターホン、LDKの照明スイッチをレイアウトしています。
内断熱の場合、壁内に断熱材があることからニッチのレイアウトが制限されますが、外断熱であれば柱間に断熱材が入らないため、レイアウトの自由度が高くなります。ニッチにリモコンを設置することで、リモコンが壁面から飛び出すことなく、すっきり収めることができます。スイッチとコンセントはパナソニックのアドバンスシリーズを使ってリモコン類とのデザインを合わせています。調光のような機能スイッチを採用するとコストアップになりますが、単機能のスイッチであれば標準スイッチからのコストアップはそれほど大きくありません。
中央にあるのはAmazonのechoです。「アレクサ、リビングの電気をつけて」でコントロールでき、照明のタイプによっては明るさや色も声でコントロールできます。スマートスピーカーが出てきたおかげで、調光スイッチなどの高価なスイッチを使うことなく調光機能が実現できるようになりました。
また、お施主様のリクエストでニッチの壁紙はリリカラ社のマグネットクロス-JMマグネットを使用しました。マグネットでメモを留めることができます。マグネットを使うには壁紙の裏に鉄板を仕込む方法もありますが、経時変化によるサビの懸念があるため、多少のコストアップあってもマグネットクロスを採用しました。