前回の投稿「基礎は大切です」では、現在の高萩建設の基礎工事に関する工法のキーワードを紹介させていただきましたが、各工法についてもう少し詳しく説明させていただきます。
ミラポリカMP工法
JSP社の防蟻断熱材「ミラポリカ」を基礎外断熱材として使用した「いい家をつくる会」独自の工法になります。ミラポリカはシロアリがかじれない、蟻道を作れないほどに固い断熱材です。そのため、薬剤を使用せず、物理的にシロアリの侵入を防ぐことができます。その他防蟻効果のある断熱材としては、断熱材に薬剤を注入するものもあります。一例として、スタイロフォームATという、ネオニコチノイド系の防蟻剤を含ませたものがあります。ネオニコチノイドという薬剤は農薬としても認められている安全性の高いものですが、代表としては薬剤はできる限り使わないに越したことはないと思っています。
ミラポリカの説明が長くなってしまいましたが、ミラポリカを使えばシロアリ被害を軽減できますが、それでもゼロにはできません。「いい家をつくる会」では、断熱材の継ぎ目に、特殊な樹脂を注入しそのわずかな隙間をふさぐことで、より完成度の高い防蟻システムとしています。それが「ミラポリカMP工法」となります。
特殊樹脂と専用ガン
樹脂注入の様子
基礎のお話は今回で終わりにする予定でしたが、もう少し続きます...