D13@150

タイトルを見て何の話か分かる方は、相当家づくりの勉強をされているのではないかと思います。これは基礎のコンクリートの中に埋める鉄筋の仕様になります。家の基礎を構成する鉄筋コンクリートというのは、様々な外力から家本体を守ります。コンクリートが圧縮される力に抵抗し、鉄筋が引っ張られる力に抵抗して、家を支えています。コンクリートだけだと引っ張られたときにボロボロになってしまうので、鉄筋は重要なのです。

最初のD13というのは鉄筋の太さのことで、約13㎜の太さの鉄筋ということになります。@後の数字がピッチとなり、コンクリートの中に150mmごとに鉄筋が入ることになります。15センチの四角がたくさんできるということです。鉄筋のサイズは木造住宅ではD10なども良く使われています。また、ピッチは100mm~300mmあたりで組み上げられることが多いです。鉄筋の量が多いということは、引っ張る力に対して強いということになりますが、先ほどのコンクリートの耐圧縮力とのバランスで「太い鉄筋を細かく配置すれば良い基礎になる」とは一概には言えないのが家づくりの難しいところです。

高萩建設では、建設予定地の地盤調査を行った上で、設計士と建物の仕様や間取りを考慮し仕様を決めています。例えば、屋根を重い瓦屋根にするか、軽い金属屋根にするかなども考慮されます。

もちろん鉄筋だけでなくコンクリートの強度や、ベタ部分の厚み、立ち上がり部分の幅など、気を付けなければならないポイントはたくさんあります。お近くで新築現場を見かけたら、そういう視点からも観察されてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です